保険は、確率低・損失大に備える

お金を貯めるとは、収入を増やして支出を減らすこと

収入を増やすには、転職や起業などの方法があります。収入源を増やすには副業や投資などの方法があります。これらについては別のブログ記事で記載しているので、興味がある方はそちらをご覧ください。

今回は、支出を減らすという観点のブログ記事であり、皆さんの考え方のヒントになれば嬉しいです。

皆さんも日常での支出を減らすために、コンビニの利用頻度を下げたり、マイボトルを持ち歩いたりという努力をしていると思います。SDGsの観点からも、マイボトルを持ち歩くという行動は近い将来では常識のようになっているかも知れませんね。しかし、このような努力を日々続けていても、友人や職場の同僚との食事会などで思わぬ出費があり、なかなか支出を減らすこと(=お金を貯めること)ができていないのではないでしょうか。

私自身もつい先日、友人とお酒を飲んだ帰りに電車で寝過ごしてしまい、終電をなくしてビジネスホテルに宿泊して帰るという無駄な出費をしてしまう始末で。。。(この場合に考えるべき改善策は別のブログで記載しているので、同じような経験をしている方はそちらもご参照下さい)

話を戻しますが、今回は、日々コツコツと努力を積み上げているのに、なかなかお金を貯められないという方へのヒントになれば、という思いからのブログ記事となります。

早速ですが、いまのコツコツと重ねている日々の努力は今後も継続するとして、あくまで効率良く目標を達成するにはどうすべきか?という視点で、”目標達成に向けたアプローチが良くない” と捉えて、状況を整理してみます。

  • 目標 = ゴール。お金を貯めること
  • アプローチ = 道のり。コンビニの利用頻度を下げたりマイボトルを持ち歩くこと
  • 悩み = 課題。友人や同僚との食事会には参加したいが、お金も貯めたい

冒頭に記載したとおり、今回は、支出を減らすという観点で記載していきます。

まずは、総支出を固定費と流動費に分けてみます。そうすると、流動費の見直しというのが今までのアプローチ(=コンビニの利用頻度を下げたりマイボトルを持ち歩くこと)にあたるわけです。この努力を続けても、なかなか目標に近づいている気がしないということになります。

ではアプローチを変えて、固定費を見直すことを考えてみてはどうでしょうか。

実際に、固定費の見直しは、節約方向に変更できたらその後もずっと節約効果を得られることから、家計見直しの常套手段とされています。一方で、流動費の見直しは、その都度の状況に左右されがちであり、切り詰め方次第では幸福感が薄まってしまうことから、支出を減らすという観点ではあまり筋の良い方法ではないのでしょう。

続いて、固定費を正しく理解していきましょう。

固定費は大きく6つに分類できて、人生の6大固定費は以下のように整理できます。

  1. 通信費(スマホ代やネット回線代など。家族分も含めると大きな額になる)
  2. 光熱費(各社が料金だけでなく、ポイント付与も含めて競っている)
  3. 保険(何でもかんでも保険で備える時代みたいになっている。今回のメインテーマ)
  4. 家(賃貸か持ち家か。この議論は尽きませんね笑)
  5. 車(若者の物欲が衰えカーシェアなどが誕生。今後はサービス業化が見込まれる?)
  6. 税金(今後も可能な限りわかりやすくブログ内で解説していきます)

これらの固定費を1つずつ見直すことが、お金を貯めることに繋がるわけですね。

今回は、3.保険について、私の考えを記載していこうと思います。

どんな保険にも、必ず手数料が発生する

最初に、どのような事象に保険で備えておくか?を考えてみます。ここでは、保険で備えておくべき事象を ”起こる確率” と ”損失の規模” の2次元軸で整理してみます。

後述の説明のために、損失の規模は、働いて払える金額規模を”損失低”、働いて払う金額規模ではなければ”損失大”という感じで、ザックリと仮置きをさせてもらいます。起こる確率も同様に仮置きます。

そうすると、2次元事象は以下の4パターンに整理できます。4の状態はすぐに対処すべきであり、残りの1、2、3の事象に保険で備えておこうとなります。

  1. 確率低・損失低(実際は何も気にせずに生活している)
  2. 確率低・損失大(事故や火事など。備えが必要)
  3. 確率大・損失低(確率を低くする方法を考える or 損失は小さいから気にしない)
  4. 確率大・損失大(すぐ対処して避けるべき。例えば、紛争地域への旅行計画は中止する)

次に、どのような保険商品を選ぶか?ということですが、どんな保険商品にも必ず保険会社へ支払う手数料が発生します。そのため、起こる確率にかかわらず、損失が低い事象(損失低=上記1&3)は、保険ではなく貯金で備えておくという考え方で良いと思います。もし損失低の事象が起きたら貯金から支払って、また働いて貯金し直すということになりますが、保険会社への手数料は支払わなくて良くなりますので、私自身はこの考え方に腹落ちしています。

一方で、損失大(上記2)の事象が起きた時はそうもいかないかも知れません。仮に、事故などで今までと同じように働くことができなくなれば、今までと同じ収入を得ることは難しくなるでしょう。そんな損失大の状況にこそ保険で備えておきましょうということです。

私自身は、以下の保険以外の保険契約は必要ないと整理しています。

  1. 火災保険(自宅だけでなく近隣への弁済も必要で、自力で払える金額ではない)
  2. 対人対物の損害保険(家族も含め事故で加害者になると、自力で払える金額ではない)
  3. 掛け捨ての死亡保険(遺された妻と子供が生活するための資金として)

もし、皆さんが上記以外の保険を契約していたら、これを機に見直してみてはいかがでしょうか。

自分が稼いだお金を、自分が納得できる判断軸で、しっかりと守っていきましょう!

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